2009.07.25 Saturday
グーグルメールの“山下さん”問題

グーグルのサービスを使って行う電子メール「グーグルメール」(ジーメール、Gmail)をめぐって、“山下さん”や“松下さん”たちのあいだで、ちょっとした問題が起きているといいます。
グーグルは、アカウントともよばれるメールアドレスを、無料で提供しています。「@gmail.com」のまえに、好きな使用者名や文字を入れれば、すぐにメールが使えます。
ただもちろん、登録しようとしたメールアドレスが、すでに他の誰かに使われている場合は、ほかの使われていないアドレスで登録する必要があります。
とある山下さんは、「アットマークの前を“yamashita”で登録しても、たぶん誰かに使われているだろうな」と思いつつ、それで登録してました。
案の定、ジーメールの登録ページに、「yamashitaは使用できません」という返答が即座に示されました。
そこで、その山下さんは「だったら、生年月日をつけてyamashita19720608としよう」「名前もつけてyamashitafuminoriとしよう」「アンダーバーを入れてyamashita_fuminoriとしよう」などと、つぎつぎと使われてないと思われるアドレスの登録を試みます。
ところが、ことごとく「yamashita19720608は使用できません」「yamashitafuminoriは使用できません」「yamashita_fuminoriは使用で来ません」の返事が。「これはどういうことだ……」。
ジーメールにくわしい人は、この問題について、次のように解説します。
「グーグルは、“shit”の文字が入っているアドレスを提供することを嫌っているのだと思います。“Yamashita”さんの“shit”も、ご多分にもれません」
どの言語にもありますが、英語には「汚い言葉」として知られる語彙があります。とくに英語では「7つの汚い言葉」があるとされます。これはコメディアンのジョージ・カーリンが「放送禁止用語」として1972年に掲げたものとされています。
ちなみに、“shit”は「ちくしょう!」などといった間投詞として、また、「大便」や「くだらないやつ」などの名詞として使われています。
ほかの「汚い言葉」の例として、“piss”などもあります。これは「小便をする」などの動詞として使われるとともに、「うんざりさせる」などの意味が含まれています。
ジーメールでは、“shit”と同じく、やはり“piss”の含まれたアドレスを登録することはできないようです。
登録ページには、使用できるかの確認とともに、使用できないときは、登録者の姓名から、ほかの案を提案してくれます。たとえば、山下文則さんであれば、「fy4664」とか「fuminoriy063」といった具合に。
また、「yamashitafuminori」は登録できなくても、「yamasitafuminori」など“shi”を“si”に換えれば、なんなく登録はできます。
しかし、他のアドレスを「yamashita」で統一させているような山下さんにとって、ジーメールだけ「yamasita」にするというのは、ストレスを覚える人もいるかもしれません。
ジーメールにくわしい人は、「グーグルはさまざまな登録制限についての条文があり、その変更をかなり頻繁に行っているようだ」と話します。いまのところ、使用者は“グーグル帝国の法律”に従うしかなさそうです。
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